一度きりの昇山

「蓬山への昇山は一度しか許されない」(WH迷宮下111)(新迷宮294)

この「一度きり」の範囲について。
1.本当に、「一生に一度きり」なのか。
2.王が斃れ、次の王の選定の際には、カウントリセットでまた権利を手に入れるのか。

王の崩御後、麒麟が残された場合、二王めの選定は、麒麟から捜しに回るのが普通なのか、蓬山へ戻るのか。
どっかで、この点に触れている記述を見たような気がしないでもないが、思い出せない。
 旅立った麒麟は帰ってこないほうがいい。(新迷宮119)
というのもあるので、戻っていけないこともないのだろうが。
だとすると、……というか、景麒のように、待ちきれずに蓬山を下りた場合もそうだが、昇山しようとしている人間に無駄足を踏ませないよう、 周知はされるのだろうか。麒麟旗を下げるとか。
というかそもそも、麒麟旗は王の在位中は揚げるのか? 王の選定中じゃないんだから、下げるか。

最初の疑問に戻るが。
もし、Aという人物が王だとして。まだ昇山していないとして。
ならば、その間に次点にナイス人格者なBが、昇山して天意をはかったら、もちろん玉砕する。するとBの昇山する権利は失われる。
が、その後昇山しないままにAが死亡したとする。昇山の旅の途中ということもありえる。となれば、次点のBに玉座は回ってくるのではないか。
しかし、1.の意味においても、2.の意味においても、Bの昇山の権利は失効している。もはや、麒麟が山を下りてくるしかないだろう。
麒麟から足を運べば「昇山」じゃないのだからBと誓約する可能性はある。それがある以上、もう昇山できないのだから、という理由で次点を飛ばして三番手に天啓を移すとも思えない。

その辺、どうなっているのだろう。

結論  ??