王宮
王宮は初代の王が天帝から賜ったとされ、
王は王宮に手を加えることはしても取り壊したりはしていなかった。(WH海神41)(新海神47)
(500年前にその定説は覆された)
国によって王宮によって、それぞれに個性はあるものの、その基本的な構造は変わらない。(WH黄昏上36)(新黄昏36)

慶東国 金波宮きんぱきゅう
(WH月影下206)(新月影下212)(WH万里上26)(新万里上30)
高く屹立し、層をなした峰の、その斜面に断崖に、あるいは中空に張り出すように楼閣が建っている。(WH万里上27)(新万里上30)
奏南国 清漢宮せいかんきゅう
(WH図南410)(新図南400)(WH華胥345)(新華胥323)
山頂に蛇行して延びる。山の山頂というよりも雲海に浮かぶ大小の島で成り立っている。白い石でできた、建物の多くは島から溢れ、 澄んだ海上に張り出し、そこに同じく白い無数の橋や回廊が架かってそれをつなぎとめている。園林もまた水の上で、そうして ひとつの王宮を形成する。(WH図南410)(新図南400)(WH華胥346)(新華胥323)
範西国  
柳北国 芬華宮ふんかきゅう
(WH華胥321)(新華胥301)
 
雁州国 玄英宮げんえいきゅう
(WH月影下174,183)(新月影下180,189)
尚隆登極前: 金銀の輝く壮麗な宮城。(WH海神41)(新海神47)
尚隆登極後: 華美なところがなく、幽玄の宮などと呼ばれる。王が全ての装飾、金、銀や宝玉をはがして売り払った。 建物も半分近く解体し、材木・石材を売り払った。(WH海神41)(新海神47)
中央に険しい山を配した島のような地形の、月光を受けて白い断崖に無数の建物が配されている。水墨画に見るような山には 奇岩が続き、岩肌には樹木が枝を張り出し、細い滝がいくつも見える。 その山の崖に、あるものは塔を形作り、あるものは楼閣をなし、それらの建物を縦横に回廊が繋いで一つの建築物を構成している。 まるで山を取り込んだ巨大な城のよう。(WH月影下182)(新月影下189)
共通: 関弓山の峰に黒い屋根が続いている。(WH海神41)(新海神47)
巧州国 翠篁宮すいこうきゅう
(WH月影下60)(新月影下63)
 
才州国 長閑宮ちょうかんきゅう
(WH万里上108)(新万里上116)
丹塗りの柱に白い壁、色鮮やかな走廊の欄干、窓には透き通った玻璃の板が入って、扉の取っ手はことごとく金。 床は細工彫りされた石を貼り詰めて、その所々には色鮮やかな陶器の床石がはめこまれている。(WH万里上113)(新万里上121)
恭州国 霜楓宮そうふうきゅう
(WH万里上174)(新万里上185)
 
戴極国 白圭宮はっけいきゅう
(WH迷宮下153)(新迷宮330)
湾を抱き込むようにして馬蹄形に広がる。大きな入り江に面して無数の建物がある。 壁はおろか柱、手すりにいたるまでが白、屋根は蓬廬宮のそれよりも濃い紺。(WH迷宮下154)(新迷宮336)
芳極国 鷹隼宮ようしゅんきゅう
(WH万里上16)(新万里上20)
 
漣極国 雨潦宮うろうきゅう
(WH華胥39)(新華胥36)
重嶺山は鴻基山よりも起伏に乏しく、なだらかな広い山頂を持っており、そこに広がる王宮の建物は白圭宮よりも大きく、 ゆったりと配置されていて、その間を冬でも豊かな緑が埋めている。 こんもりとした緑の合間に広がる宮、建物はどれも開口部が多く、回廊や四阿は壁を持たないものが多い。(WH華胥39)(新華胥37)
複雑な幾何学模様を描く池のあちらこちらには橋が架かり、四阿や露台が周辺に集まっている。その畔は石で綺麗に整えてある。(WH華胥51)(新華胥47)
舜極国